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【取材してきました vol.018】一般社団法人りむすび・しばはし聡子さん:第1回~面会交流に消極的な同居親の一人だった~

投稿:   更新:2018/02/12

カテゴリー:世田谷区 離婚・別居 東京都 地域別情報 特集記事

今回の取材はなんとありがたいことに、他の記事を見た『りむすび』のしばはしさんからお声かけいただきました。しばはしさんご自身のご経験や、りむすびさんの活動のことなどを取材させていただきました。ぜひご覧ください。

ウタリくらぶでは、実際にひとり親当事者や支援者である方にもインタビューを重ね、家庭生活や子育て、働き方についての生の声をお聞かせいただき、読者の皆様により身近な情報をお伝えしています。ウタリくらぶ担当記者・西川明子です。

今回は、共同養育普及についての活動をされているシングルマザー、一般社団法人りむすび代表・しばはし聡子さんにお話をお伺いいたしました。ぜひ、ご覧ください。(この記事は、3回に分けて掲載いたします。)

ウタリくらぶは、『』など、ひとり親を取り巻く社会問題について、中立的な立場で、取材先様のリアルな発言を記事にしています。

第2回~「離婚をしても親は二人」ということが当たり前の世の中に~】を読む→

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一般社団法人りむすび代表・しばはし聡子(しばはし さとこ)さん プロフィール

一般社団法人りむすび代表。共同養育コンサルタント。
NPO法人日本家族問題相談連盟認定 離婚夫婦問題カウンセラー。
1974年神奈川県横浜市生まれ、東京都世田谷区在住、中学一年生の男の子と暮らすシングルマザー。(2018年2月現在)
1996年慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、エネルギー業界にて広報、秘書として勤務。
『離婚しても親同士』子連れ離婚後の子育てや相手との関わりでお悩みの方へのコンサルティングおよび共同養育の普及に向け、面会交流支援や講演執筆活動を行っている。

​[引用]一般社団法人りむすび 代表プロフィール
[引用]しばはし聡子さん フェイスブック

一般社団法人りむすび・プロフィール

代表が、ご自身の子連れ離婚経験を生かし、別居・離婚後の子育てや相手方との関わりで悩む方の手助けをしたいという思いから活動を開始した。
2016年4月、「せたがや離婚・面会交流相談室りむすび」を設立。
2017年10月、「一般社団法人りむすび」設立。

■活動概要

  • 子連れ離婚に伴う夫婦問題・離婚後の子育てに関するご相談
  • 面会交流における仲介支援
  • 講演・執筆による共同養育普及活動(当事者・行政・支援員向けなど)

■理念「離婚しても子どもにとって親はふたり」

​共同養育とは

両親が離婚後もお互いに子育てに関与することを共同養育という。日本以外の全ての先進国では離婚後も両親が共に親権を持つ選択制共同親権制度を採用しており、父親も子育てに関与するということが珍しくない。一方、日本は離婚すると片方の親が親権を持つ単独親権制度を採用しており、離婚後は多くのケースで母親が親権を持ち単独で子育てをしている。(引用:共同養育サポートセンター

[PDF]りむすびチラシ

取材のきっかけ

ウタリくらぶの、2018年最初の取材記事掲載は「日本離婚の子ども協会」についての記事でした。
うれしいことに、最近はウタリくらぶの記事を多くの方がシェアをしてくださっているらしく、当事者の方、支援団体の方からのご意見や反響をいただくことがあります。

今回、共同養育や面会交流についての支援活動をしている、しばはし聡子さんから、記事をご覧になった上で、ご自身の活動についての取材依頼をいただきました。
あいにく記者は札幌在住なので、東京とSkypeでの遠隔取材にご協力いただきました。

同じ年に生まれ、現在、いろいろと難しい年ごろの男子中学生の母親同士としても、勝手ながら親近感を持ちつつ、お話をお伺いすることができました。

【ウタリくらぶ内関連リンク】

【取材してきました vol.016】日本離婚の子ども協会:第1回~1年越しの取材、子どもの立場から~

面会交流に消極的な同居親の一人だった

●ウタリくらぶ記者・西川明子(以下、西川):
この度は取材依頼をいただきありがとうございます。
まずは、ご連絡をいただいたきっかけを教えていただけますでしょうか?

●一般社団法人りむすび代表・しばはし聡子(以下、しばはし):
かねてからウタリくらぶの記事は、サイボウズでいろんな方がシェアをしているので知っていました。
ひとり親家庭や面会交流について言及している記事も多く、ぜひ、共同養育や面会交流についての情報提供が出来ればと思い、ご連絡いたしました。

●西川:
これまでも記事をご覧いただいていたとは光栄です。
しばはしさんも、シングルマザー向けサイトでのライターや、雑誌に取材記事が掲載されるなど、精力的に活動をされているようですね。
わたしも勉強をさせていただいています。
さて、しばはしさんのプロフィールを拝見いたしますと、ご自身も離婚を経験したひとり親ということですが、この活動をされるようになった経緯を簡単に教えていただけますでしょうか?

[リンク]シングルマザー向けwebサイト「シグマル」
[リンク]朝日新聞出AERA2018年1月29日号「イクメンでも離婚後わが子に会えない」

●しばはし:
はい、実は私は面会交流に消極的な同居親の一人でした。
様々な学びもあり、面会交流に前向きになれたことによって、子どもがお父さんの話を積極的にするようになり、物事がうまく回るようになった経験があります。
後ろ向きだった間、子どもに辛い思いをさせていた自分自身の後悔もあり、子どもと一緒に住んでいる親が、面会交流に前向きになれるサポートをしたいと思って、この活動を始めました。

●西川:
まずは、ご自身の経験からの出発ということだったのですね。
私の周りのシングルマザーさんは、『自由にお父さんと子どもは会っているのよ』とおっしゃっている方も多数いらっしゃいます。
しばはしさんの書かれた記事を拝見すると元パートナーを尊敬していることがよくわかるのですが、当初、お子さんと元パートナーとの面会交流にあまり積極的になれなかったということには何か理由がありましたか?

●しばはし:
元夫に対して仕事や考え方について元々尊敬しているので、子どもにもその点は受け継いでもらいたいと思っていますが、離婚に至る様々な経緯があったので、相手と二度と関わりたくないと思う時もありました。
ですから、当時は、子どもを会わせることに消極的になっていました。
その際に、相手が急かしたり争おうとしなかったことで、落ち着いて考えることが出来ましたし、前向きになれるきっかけになりましたので、今となっては感謝しています。

●西川:
そのような経緯があったんですね。
離婚するときには夫婦間の葛藤が高まりますから、きっとお辛かったんだろうと感じます。
その後、まずは、カウンセラーの資格を取られたとか。

●しばはし:
自分自身の離婚経験をなんとか乗り越えたいと思い、夫婦問題の修復について、離婚夫婦問題カウンセラーの勉強をしました。
その活動の中で、面会交流を自分が乗り越えていないということに気が付きました。
面会交流の現状を学んでいくなかで子どもの引き離し問題を知り、親双方の温度差を埋める必要がある、ということを肌で感じ気付きを得ました。
そのことから、離婚後の子育てに絞って、サポートを始めることにしました。

[リンク]特定非営利活動法人日本家族問題相談連盟

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投稿:   更新:2018/02/12

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