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    【取材してきました vol.006】依存症回復支援団体ワンネスグループ:第3回~“女性の依存症の問題”を知ってほしい~

    投稿:   更新:2017/04/28

    カテゴリー:離婚・別居 家族関係 育児・教育 特集記事

    ウタリくらぶでは、ひとり親支援活動をしている方へ直接取材をさせていただいています。

    ひとり親サポーター養成講座」に出席し、親のアルコール依存症によるDV被害にあわれたお子さんの経験談をお伺いしたばかりのとき、依存症回復プログラムというものを耳にしました。依存症回復プログラムを西日本を中心に事業を展開している依存症回復支援団体ワンネスグループさんに取材させていただくことができました。(ウタリくらぶ記者・西川明子が担当します)

    第1回目には、取材のきっかけなどのお話、2回目は国内導入を阻む要因についてのお話をお伝えしました。(この取材記事は4回に分けて連載いたします。)

    ***

    全国へ…

    ウタリくらぶ記者・西川明子(以下、西川):
    ところで、西日本を拠点に置かれているワンネスグループさんがなぜ北海道で講演会を企画されているのでしょうか?

    ワンネスグループ「沖縄」・位田忠臣さん(以下、位田):
    2014年から女性の依存症の支援団体を設立しました。
    こちらは相談件数が多く、ここまでしっかり入り口から出口までをフォローして専門的なプログラムを持っているのは日本には今のところほかにはまだありません
    先進的な取り組みをしていることをもっと知っていただきたいと、以前は東北キャラバンを行いました。
    2017年は北海道各地を回ろうと計画しています。

    [リンク]セミナー・相談会・イベント

    “女性の依存症の問題”を知ってほしい

    位田:
    フリーダイヤルの相談窓口があるのですが、北海道からの相談件数が増えています。
    特に女性の依存症の問題をもっと知っていただきたいという思いがあります。
    依存症には「イネーブリング」といって依存を助けてしまう周りの行為が関係しています。

    例えば、アルコール依存症の夫を家に住まわせて、お金を与えてお酒を飲ませる、ギャンブルをやらせる、そうしないと家で暴れるからまたお金をあげてしまうということです。

    その点、依存症患者の女性は比較的「イネーブリング」をしてくれる人を見つけやすい。
    薬物依存症で非常に多いのですが、お金を稼ぐために夜の仕事だったり、性産業にはいっていく。
    ぼろぼろになってどうしようもなくなってから、私たちのところにつながるというケースも多いです。

    もっと早い段階でイネーブリングするのではなく、治療につなげるという意識があるなら救えるのではないかと思います。
    うつ病のケースと同じように、正しい知識と正しい病識を学ぶことで、本人が回復に向かう道筋をつけていきます。

    西川:
    北海道は精神保健分野での対応は先進的ではないでしょうし、沖縄に次いで全国二番目に離婚が多い地域でもあります。
    以前から問題を抱えていたり、配偶者や親が依存症で暴力をふるったりするケースもあるでしょう。
    DVは他人だったら刑事事件のような深刻な問題でも、家族間であれば民事段階でとどまっていて、なぜ警察に届けないのかと思うほど命の危険が伴うものもあるといいます。
    依存症回復プログラムについて知っていたら、もっと早く問題が解決されていたのではというケースも多いでしょうね。
    ぜひ全国各地の「ひとり親支援団体」さんと連携を取っていただきたいですね。

    位田:
    はい、依存症治療セミナーを各地で行い、無料相談を受けられる機会を作っています。
    個別にお話を聞いて、すぐにでも介入する必要があるなら入ります。
    「インタベンション(Intervention)」というシステムを取っています。

    【取材してきました vol.006】依存症回復支援団体ワンネスグループ:第4回~行政では難しい「インタベンション(介入)」を行い、早期治療につなげる~」に続く…

    ***

    <ワンネスグループ プロフィール>

    Oneness Groupは様々な依存対象の方の為の治療および社会復帰支援施設の運営を行っています。
    また克服された方のための復帰のお手伝いともなる、雇用支援のための店舗経営なども行っています。
    活動拠点…奈良・名古屋・沖縄・東京(引用:ONENESS GROUPについて

    【ウタリくらぶ内関連リンク】

    【取材してきました vol.006】依存症回復支援団体ワンネスグループ:第1回~取材のきっかけ・専門性の高いスキルが必要なプログラム~
    【取材してきました vol.006】依存症回復支援団体ワンネスグループ:第2回~国内における依存症回復プログラム導入を阻む問題~

    【関連リンク】

    【取材してきました vol.006】依存症回復支援団体ワンネスグループ:第4回~行政では難しい「インタベンション(介入)」を行い、早期治療につなげる~」に続く…

    投稿:   更新:2017/04/28

    カテゴリー:離婚・別居 家族関係 育児・教育 特集記事

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