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【取材してきました vol.004】学習支援・特定非営利活動法人Kacotam(かこたむ):第4回~中高生の居場所 “ゆるきち”と、今後の展望について~

投稿:   更新:2017/04/28

カテゴリー:北海道 札幌市 育児・教育 地域別情報 特集記事

2016年に新しくできました!ゆるきちってどんなところ?ますます支援活動の幅を広げているKacotamさんの取材記事、最終回です☆

第1回目はKacotamさんのプロフィール、理事長・高橋勇造さんの仕事を辞めてKacotamの活動に専念されるようになったその想い、第2回目は、活動内容の学習支援についてや、利用している子供たちについて、第3回目は、Kacotamさんならではの『子どもの“良さ”を引き出す“機会”を提供・“きっかけ”をつくる』ことについて掲載しました。(この取材記事は4回にわたって掲載します。)

最終回は、中高生の居場所として2016年11月にオープンした“ゆるきち”と、今後の展望についてお伺いしました!

***

中高生の居場所 “ゆるきち”

●ウタリくらぶ記者・西川明子(以下、西川):
東区の新しい居場所づくりについてもお伺いいたします。

●理事長・高橋勇造さん(以下、高橋):
ゆるきち」という名称で、自分が大事にされる緩い空間ですね。

●西川:
そちらの維持費などもさらに捻出が必要ですよね。

●高橋:
実は「ゆるきち」は、大家さんから無償でご提供いただくことになっています。
ただし、水道光熱費等は、負担があります。

●西川:
そうですか。
何かを成すべき方には、必要なものが与えられるということですね。
大家さんもKacotamさんの活動に共感してご提供いただいたのでしょうか。

●高橋:
そうですね。

●西川:
いまでは児童会館ですとか、いろんなところに放課後から行くところありますけど、規則や縛りや制限があるでしょう。
拠点では子どもをまるごと受け入れてくれるという安心感があるとは思います。
このところ、普通の公立の学校だと多様性を認めない、平均化する圧力が来るような気がしますので、発達障害の子のような、発達のアンバランスやコミュニケーションの障害などがあったりすると、同級生の子たちだと理解してもらえないなんてこともあります。
高橋さんのように経験ある方なら受け入れてくださるんじゃないかと。
ボランティアの皆さんも含めて受け止めていただけるといいうのはすごくいいなと、もっとそういうところがたくさんあったらいいなと思います。

●高橋:
放課後の居場所づくりについて、小学生は児童会館がありますが、15歳以上の子どもたちは若者支援総合センターがやっているんですけど、それほど数が多くないですし、中高生にとっての場が新たにあってもいいのかなと。
そして、団体としての社会課題の解決の場という使命もあります。

●西川:
ますますの活動の飛躍が期待できそうですね。

中高生の居場所 ゆるきち

ゆるく集まれる基地(きち)、それがゆるきち
「勉強したい」「おしゃべりしたい」「一人で静かにいたい」それぞれの思いや言動が大事にされ、ときどき将来ややりたいことを考えて、想いをカタチにする中高生のための居場所として、2016年11月に開設。

  • 定期開放日:(火)16時~20時半 (金)16時~18時 (日)10時~20時半
  • 参加費:100円 ※ 初参加は登録シートに記入のこと
  • 電 話:011-299-2545(※ ゆるきちオープン時間のみ)/ 070-5283-9501
  • 住 所:[MAP]〒065-0025 北海道札幌市東区北25条東6丁目3-2
    (南北線「北24条駅」から徒歩15分 東豊線「元町駅」から徒歩12分)

[MAP]

今後の展開

●西川:
今後の目標などがありましたら教えてください。

●高橋:
そうですね。
三年間はゆるきちを軌道に乗せることに専念します。
あと拠点は増やしていきますね。
札幌市外にも5年以内にはもう一つ作りたいなと思っています。

●西川:
成功例として位置づけられていて、地方の自治体でもKacotamさんに来てほしいといった声はあるのではないでしょうか?

●高橋:
まだないですが話を聞かせてほしいという方は来ますね。
この後も行政の方が会いにきます。

●西川:
近隣の市町村でも空き店舗などあるでしょうから、ご提供いただいたりできたらいいですよね。
そういったご縁がどんどん広がっていけばいいですね。

●高橋:
あとは、常勤スタッフがほしいですね。

●西川:
それは人件費の確保がさらに必要ですね。

●高橋:
そうですね、いろいろ考えています。

●西川:
補助金や助成金の利用などもされていらっしゃいますか。

●高橋:
NPO法人が応募できるものの幅が大きいと思います。
今は、助成金は3,4つ受けています。
事業ごとに助成金を確保しています。
スタサポ、学ボラに関して、など。

●西川:
しみさぽからも助成金の情報等が入りますよね。
本当は大きな財団がバックについたらいいですよね。

●高橋:
国の子どもの貧困についての助成金を申請中です。

●西川:
なにかPRしたいことなどありますか。

●高橋:
常に寄付金募集しています。
ボランティアも10代から30代の方を募集しています。

[リンク]寄付金募集(Kacotamあなたにできること)

●西川:
スタッフは若年層限定なんですね。
わたしはもう40代なのでもういけないかな。
このたびは、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。

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編集後記

今回は、ひとり親家庭、経済的に困難を抱えている家庭などで育つお子さんへの学習支援活動をしている団体の活動をお伺いいたしました。

子どもたちへの学ぶ機会は平等に与えられるべきではありますが、実際には各家庭での経済的格差による教育投資の有無によって、進学先、将来の職業選択においても少なからず影響します。

学生や社会人のボランティアをうまく活動に巻き込み、社会課題を解決する取り組みについて知ることができました。
活動はまだまだ始まったばかりかもしれませんが、すでに子どもの育ちにおいて、よい影響を与え、次の支援をする担い手へ育っているという事例については、よい流れを感じました。
なにより、30代までの若い力が担っているということについても、今後の展開について期待ができると思います。

同様の事例が、多くの地域に広がり、学ぶ機会を必要なこどもたちへ提供できますように。

(ウタリくらぶ担当記者・西川明子

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<Kacotamさんプロフィール>

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経済的理由等子ども自身ではどうすることもできない理由による「学びの機会格差問題」を解決するために、
すべての子どもたちが、周りの環境等にて学びの機会が左右されることなく自己実現に向けて自らの人生を楽しめる社会」を目指し、
楽しい学びの場の提供」を使命とし、「学びの機会」と「自己肯定感の向」をキーワードに活動しています。
団体名の由来は、自ら考えるの<>、行動するの<>、楽しむの<た、む>を合わせて命名されました。

※ 写真は、今回取材対応してくださった理事長・高橋勇造さん

【ウタリくらぶ内関連リンク】

▼第1回目記事

coverage-kacotam_ai1_ 【取材してきました vol.004】学習支援・特定非営利活動法人Kacotam(かこたむ):第1回~Kacotamさんってどんなところ?理事長・髙橋勇造さんの想い~

▼第2回目記事

coverage-kacotam_ai2_ 【取材してきました vol.004】学習支援・特定非営利活動法人Kacotam(かこたむ):第2回~活動内容と、どんな子どもたちが利用できるの?~

▼第3回目記事

coverage-kacotam_ai3_ 【取材してきました vol.004】学習支援・特定非営利活動法人Kacotam(かこたむ):第3回~勉強を教えるだけではない。子どもの“良さ”を引き出す“機会”を提供・“きっかけ”をつくる~

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投稿:   更新:2017/04/28

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