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    【取材してきました vol.023】法テラス札幌:第1回~市民の法的トラブル解決のために設置された国の機関~

    投稿:   更新:2018/06/20

    カテゴリー:北海道 札幌市 離婚・別居 地域別情報 特集記事

    市民の法的トラブル解決のために設置された国の機関である法テラスさんに取材に行ってまいりました!どうぞご覧ください。

    ウタリくらぶでは、実際にひとり親当事者や支援者である方にもインタビューを重ね、家庭生活や子育て、働き方についての生の声をお聞かせいただき、読者の皆様により身近な情報をお伝えしています。ウタリくらぶ担当記者・西川明子です。

    今回お話をお伺いしたのは、「日本司法支援センター札幌地方事務所・法テラス札幌」事務局長・三木田憲昭さん総務課主任・松井真美さんです。(この記事は、3回に分けて掲載いたします。)

    ***

    第2回~情報提供は無料で何度でもOK!~】を読む→

    取材のきっかけ

    今年3月に北海道札幌市で開催された「ひとり親のための合同企業説明会」に参加した際、会場内に法テラス札幌の相談ブースが設置されていました。

    ひとり親になる際に、法的な手続きや、困り事をお感じになる方も多いと思います。

    先日お話をお伺いしたシングルマザーさんも、離婚の際に法テラスに相談したことがあるとおっしゃっていました。

    市民が気軽に法の専門家に相談ができる場として、ぜひどのような機関なのか、お話をお伺いしてみたいと思い、取材を申し入れました。

    【ウタリくらぶ内関連リンク】

    【取材してきました vol.019】キャリアバンク:第1回~「ひとり親のための合同企業説明会」を毎年1回開催~

    日本司法支援センター 法テラス札幌 プロフィール

    総合法律支援法に基づき、平成18年4月10日に設立された法務省所管の公的法人。
    主に、問い合わせ内容に基づき、刑事・民事問わず、法的トラブルの解決に役立つ法制度や地方公共団体、弁護士会、司法書士会、消費者団体などの関係機関の相談窓口を無料で紹介する情報提供業務、経済的問題で弁護士等法律の専門家に相談ができない方のために、無料法律相談や弁護士・司法書士費用の立替を行う民事法律扶助業務のほか、犯罪被害者支援業務、司法過疎対策業務、国選弁護人等関連業務を行う。

    日本司法支援センター法テラス

    【参考パンフレット】

    市民の法的トラブル解決のために設置された国の機関

    ●ウタリくらぶ記者・西川明子(以下、西川):
    本日は、貴重なお時間を割いていただきありがとうございます。
    ひとり親になる前、なった後に、何か法律に関わる困りごとを抱えている方も多くいらっしゃいます。
    ぜひ法テラスのサービス内容についてお伺いしたいと思います。
    どうぞよろしくお願いします。

    ●日本司法支援センター札幌地方事務所事務局長・三木田憲昭さん(以下、事務局長):
    子育て世代の方にも法テラスがどのようなことをしている機関なのかについて知っていただきたいので、ぜひ情報提供をしたいと考えました。

    ●日本司法支援センター札幌市鵬事務所総務課主任・松井真美さん(以下、主任):
    よろしくおねがいします。

    ●事務局長:
    ところで、西川さんは、法テラスについて以前はご存じだったでしょうか?

    ●西川:
    はい、国が設置してる法律についての相談窓口という印象です。
    個人的には12年以上前に両親が相次いで亡くなり、相続問題等の心配があって札幌市合同庁舎に相談に行ったことがありました。
    その頃はまだ法テラスが設立されておりませんでしたが、区役所等の公共施設にパンフレットがありますので、お名前は存じ上げていました。

    ●事務局長:
    きっと法務局の、、司法書士、社会保険労務士、税理士などの資格者を集めて行っている相談会を利用されたのかもしれませんね。
    その際はなにかよいアドバイスはいただけましたか?

    ●西川:
    法律のことはよくわからず不安に感じていたので、専門家に話を聞いてもらったということに満足をしていたような気がします。

    ●事務局長:
    そうですね。争っている当事者間や法的トラブルを抱えている方にとって、感情抜きに話ができないこともあると思います。
    公正な判断ができる第三者に相談をする機会は、心の安息が得られる機会になりますよね。
    ところで、法テラスは国の機関という事はご存知のようですが、実際にどのようなサービスを提供しているのか、費用が掛かるのか、どのような場合に利用できるのかなどについて、ご紹介させていただきます。

    ●西川:
    はい、ぜひ知りたいです。

    法テラスの制度・情報提供

    ●事務局長:
    では。どのようなサービスを提供しているのか、についてですが、法的トラブルについての問題解決のための情報提供を行っています。

    ●西川:
    どういった相談が多いのでしょうか?

    ●事務局長:
    全国的な傾向としては、大きく分けて二つあります。
    まず一つは借金・債務についての問題。
    二つ目は、家庭問題
    この中の細目としては男女間の問題として離婚・子どもについて、高齢者、相続など多岐にわたります。
    この二つが法テラス設立以来、鉄板の相談内容となっています。
    札幌事務所では、不動産についての相談も比較的多くなっています。
    こうしてみますと、身近な法律問題に直面している市民は、大勢いらっしゃるはずですが、まだ法テラスに相談に来たことがない方も多いと思います。

    ●西川:
    なるほど。まずなにか困ったことがあれば最寄りの区役所等の相談窓口に行くことはあると思います。
    法テラスに相談に来るきっかけとしては、行政機関からのご紹介で、法テラスに相談に来られる方もいらっしゃいますか?

    ●事務局長:
    法テラスに相談に来ていただく玄関口として、自治体や公共施設、民間の相談業務を行っている窓口などに、法テラスのパンフレットを配置して、PRをしたり、実際に連携を取って必要な方にご紹介をしていただいています。
    また、何らかの困り事があって、ご自身で、インターネット検索をして、法テラスのホームページからお問合せをいただく方もいます。
    匿名で利用用件の制限なく、何度でもお電話や実際に法テラスに来所してご利用いただくことが出来ます。
    割合としては、自ら探してこちらにたどり着くよりも、どなたかから聞いて、という場合の方が多いです。
    松井さん、いかがですか?

    ●主任:
    他には、口コミも大きいです。
    以前に法テラスを実際に利用したことのある方が、お友達と何気ない会話をしている中で、『それは、もしかしたら法律で解決できるのかも。法テラスに相談してみたら』とご紹介をいただくこともあります。
    当のご本人は困っていることすら気が付いていないこともあるのです。

    ●西川:
    なるほど。
    何気なく、『最近どう?』といった会話の中で、気軽にお友達に『最近、こういうことがあってね』、とおしゃべりしたことがきっかけになるかもしれませんね。
    お友達に気軽にしゃべってしまうということは、問題を抱えているご本人はそれほど深刻にとらえていない事例もあるのかもしれませんね?
    借金・債務などについてでしょうか?

    ●主任:
    そうですね。
    まだ自力で払っていけると思って返済をしているけど、経済的に厳しい状態に陥っている場合もあります。
    たとえば、「今月は厳しいけど、来月になったら払えるから大丈夫」と日々過ごしている方の中には、根本的な解決のため、生計を見直さなくてはならない場合もあります。
    中には、利息を払いすぎているケースもあります。
    こういったケースも、ご友人との雑談がきっかけとなる場合があります。

    ●事務局長:
    時効を迎えているのに少額だからまだ払っていけるし、それでおしまいにしようというような生活をされている方もいます。
    そういった身近な問題は、此方に相談することなく、多くの場合埋もれてしまっているのかもしれません。

    ●西川:
    困り感は自覚していて雑談程度には話せるけれど、何か甚大な被害がないので自分の力で解決する、場合によっては泣き寝入りしてしまっている方も多そうですね。
    専門家に相談しようというところまで、深刻に捉えていないかもしれません。

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    投稿:   更新:2018/06/20

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