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【ひとり親事例紹介 vol.015】本多真弓さん:第1回~未婚の母という選択、難病との闘い~

投稿:   更新:2018/03/07

カテゴリー:北海道 札幌市 離婚・別居 地域別情報 特集記事

シンママの本多さんの生き方を垣間見させていただくことで、「私にもできるかも」と勇気付けられることがあるかもしれません。どうぞご覧ください。

ウタリくらぶでは、実際にひとり親当事者や支援者である方にもインタビューを重ね、家庭生活や子育て、働き方についての生の声をお聞かせいただき、読者の皆様により身近な情報をお伝えしています。ウタリくらぶ担当記者・西川明子です。

今回は、北海道札幌市在住のシングルマザー、POLAエステサロンPeco×RYオーナー・本多真弓さんに、お話をお伺いしました。(この記事は、4回に分けて掲載いたします。)

第2回~病気になってから後悔しない選択をするようになった~】を読む→

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本多真弓さんプロフィール

北海道札幌市在住、小学校6年生の長女、両親、祖父の四世代と暮らす未婚の母。
POLAザビューティー札幌アスティ45店、エステサロン Peco×RYショップオーナー。
産後一年以内の26歳のときに、難病『多発性硬化症』と診断され、入退院を繰り返しながら病と闘い、一時は車いすの生活になりながらも、バーテンダー、カフェ店員、事務員などを経て、『リハビリ』と経済的自立の両立が可能なエステサロンの世界に飛び込む。
JR札幌駅前という好立地のビル内、地元のJR手稲駅前のスーパーが入る商業施設など、四店舗を経営する。

[リンク]POLA エステサロン Peco×RY
[リンク]POLA エステサロン Peco×RYフェイスブック
[リンク]ガチフク!【第7回~福祉×美~】「今の状態でも、今日楽しんで欲しい!」 POLAエステサロン『Peco×RY(ペコリー)』オーナーセラピスト 本多真弓さん

取材のきっかけ

本多さんとは、札幌市内で開催されるママさんイベントのブース出展仲間として、よく顔を合わせることがあったこと、私がPowerWoman主催、美就活応援セミナー札幌の現地スタッフ、応援リーダーとしてイベント運営をした際、POLAレディ(現・ビューティーディレクター)のお仕事を紹介させていただいた時にお世話になったことがありました。
最近また入院されたことを知り、闘病しながらひとり親としての子育て、経営者としての経済的な自立についてのご経験をぜひお聞かせいただきたいと取材を申し入れました。
『久しぶりだから、スキンチェックをお願いできる?』と聞かれ、もちろんとお答えをしていました。

[リンク]美就活応援セミナー札幌
[リンク]POLA公式ホームページ・ビューティーディレクター

オーナーもそうだから。新人の研修

取材当日、JR手稲駅直結の商業施設『キテネ・テイネ』にある本多さん経営のエステサロンは、地元民の台所としてにぎわうスーパーマーケットのすぐ横に、バリアフリーで床に段差がなく、お年寄りや赤ちゃん連れの方、お体が不自由な方でも入りやすいつくりになっていることに気が付きました。

私が来る前に、赤ちゃんを抱いた若い女性が来ていました。
お客様なのかなと思ったら、抱っこひもの下にユニフォームを着ていて、その方はこれからお仕事を始めたいと研修期間中の新人さんだったのです。
当日は、江別市から赤ちゃんを連れて電車に乗って、スキンチェックの練習のためにやってきたということでした。

その新人さんから、説明を聞きながら何気なくおしゃべりしてると、彼女はつい最近横浜市から、江別市の実家に戻ってきたシングルマザーで、これから何か仕事を探そうと思っていたところ、ある時、ハンドマッサージ体験を受けたことをきっかけに、女性が働きやすい仕事であるということを知り、目下研修中とのこと。
保育園探しもこれからということから、当日は子連れでも大丈夫という本多さんのご厚意で、子連れ出勤していたのでした。

『真弓オーナーも、シングルマザーだと知ったので、私もできるかもと思いました』という言葉が印象的でした。

未婚の母という選択、難病との闘い

●ウタリくらぶ記者・西川明子(以下、西川):
今日はお仕事の合間にお時間を作っていただきありがとうございます。
先ほどスキンチェックを担当してくれた彼女もシングルマザーだとお聞きしました。
シングルマザーの先輩として立派にお仕事をされている本多さんにあこがれてこの世界に入ったとか。

●POLA THE BEAUTY エステサロンPeco×RYオーナー・本多真弓さん(以下、本多):
事前に彼女の事を、お知らせしようか迷ったんですが、きっと西川さんならご理解いただけると思ったので、当日のサプライズにしたんです。
思った通りに彼女との会話も弾んでいましたよね。
びっくりしましたか?

●西川:
いえいえ、とんでもない。
抱っこひもで赤ちゃんをお連れになっているので、お客様かなと思ったら研修中のシングルマザーだとカミングアウトされ、ひとり親支援サイトのライターとしてもとてもいい経験が出来ました。
彼女も離婚を経験して、いろいろとあったようですが、ご実家の支援を受けて、安心して子育てやこれからのお仕事について考えておられるようですね。
ところで、年末にまた入院されていたと聞きましたが、具合はいかがですか? 定期健診だったのでしょうか?

●本多:
今回、ちょこっと再発していたので入院していました。
もう大丈夫なので仕事に戻っています。

●西川:
そうだったんですね、どうぞお大事にしてください。
さて、本多さんは未婚の母としての選択をされたとのことですが、差し支えなければそのあたりのお話もお伺いしてもよろしいでしょうか?

●本多:
はい、当時は東京で働いていまして、相手の方とは最初は婚約もしていて結婚をするつもりでした。
ところが、妊娠6か月ぐらいに、彼の金銭トラブルが発覚し、一緒に借金を返していきたいと覚悟をしていたところだったのですが、連絡が取れなくなり、それっきり消息が分からないのです。

●西川:
そんな大変なことがあったのですね。
相手の方はもしかしたら本多さんに苦労を掛けたくないと思ったのかもしれませんね。

●本多:
でも、もう私一人の体ではありませんし、恨みもしました。
でも、この子は絶対に産んで育てるという気持ちに変わりはなかったんです。
どんな仕事でもなんとかやっていけるという自信もありましたし、ひとりで子どもを育てていけると思っていました。

●西川:
東京ではどんなお仕事をされていたんですか?

●本多:
バーテンダーです。
普通に里帰り出産をして、また東京に戻るつもりでした。

●西川:
今と全然違うお仕事をされていたんですね。
ご実家のある札幌にとどまることになったのはどうしてでしょうか?

●本多:
産後6か月ごろ、難病を発症して長期の入院生活を強いられることがたびたびありました。
免疫を下げて行う治療のため、入院期間は子どもと面会することもできません。
幸い実家に住んでいたので、家族の協力もあって助かりました。
娘にはとても寂しい思いをさせたと思います。

●西川:
そうだったんですね。

闘病しながらの育児

●西川:
赤ちゃんがいる中、闘病生活をされるのはとても大変だったのではないでしょうか。

●本多:
はい、最初は瞼の痙攣から始まり、病院に行ったら、直ぐに入院することになりました。
脳や脊髄にできものが出来てしまう病気で、私の場合、右手右足、右側の顔の感覚がゼロになってしまいました。
車いすに乗っても片手でしか動かせず、その場でくるくる回ってしまうので、その時をピークにどん底を経験しました。

●西川:
利き手は右側でしたか?
とても不便だったのではないでしょうか?

●本多:
元々左利きだったのを右手に直していたので、文字を書くのは右でした。
練習したら左も使えるようになって、今では両方使えるようになっています。

●西川:
先日も入院をされたばかりですし、いつまた体調が悪くなるか心配ですね。

●本多:
定期的にMRIを取らなくてはならないので、病院に通院はしています。
いい病院に巡り合って、リハビリでは全国的に有名な先生なんだそうです。
その方がいなかったら車いすであきらめていたかも、というぐらい今はないかもしれないぐらいの恩人です。
感覚がなくても、力が入る動かし方などを教えてもらい、筋肉を落とさないで維持が出来ています。

●西川:
少しお伺いしただけでも、産後の子育てをしながらの闘病生活はとても壮絶な状況だったとお察しします。
やはりご家族の協力が大きいでしょうか?

●本多:
うちは私のおじいちゃんも同居している四世代家族で、私の母がお母さんみたいな存在だったと思います。
私はどちらかというとお父さんの役割ですね。

●西川:
人間の女性は、子どもを産まなくなってからも長生きするのは、孫を育てるためだという『おばあさん仮説』がありますが、まさに本多さんのご実家では、家族ぐるみでお孫さんを育てているという感じですね。

[リンク]ウィキペディア おばあさん仮説

●本多:
実家にはめちゃめちゃお世話になっています。
他にも学校にも、習い事にも、それこそ住んでいる町内会に至るまで、地域の皆さんの人の温かみに触れながら、娘が今、暮らしていられたのはすごくよかったなと思っています。

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【ひとり親事例紹介 vol.015】 本多真弓さん:第2回~病気になってから後悔しない選択をするようになった~」に続く…

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投稿:   更新:2018/03/07

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