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【ひとり親事例紹介 vol.013】 井藤美恵子さん:第2回~子育ての悩みをきっかけに得た学び~

投稿:   更新:2018/02/16

カテゴリー:北海道 札幌市 離婚・別居 地域別情報 特集記事

子育て中の皆様方は喜びも大きいけれど、悩みも多いこととおもいます。今回取材を受けてくださった井藤さんはそんな悩みをきっかけに大きな変化があったようです。どうぞご覧ください。

ウタリくらぶでは、実際にひとり親当事者や支援者である方にもインタビューを重ね、家庭生活や子育て、働き方についての生の声をお聞かせいただき、読者の皆様により身近な情報をお伝えしています。ウタリくらぶ担当記者・西川明子です。

今回は、北海道札幌市在住のシングルマザー、ポテンシャル ジーニアス代表・井藤美恵子(いふじみえこ)さんに、お話をお伺いしました。(この記事は3回に分けて掲載いたします。)

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子育ての悩みをきっかけに得た学び~食事療法

●ウタリくらぶ記者・西川明子(以下、西川):
そもそも井藤さんとの出会いのきっかけが、私の運営している育児サークルで、自然療法についての学習会をやろうということで、講師を依頼したことでした。
子育てで大変な思いをしたことから、勉強をしてセミナー講師活動をされていたとのことですが、そのあたりを詳しく教えていただけますか?

●ポテンシャル ジーニアス代表・井藤美恵子さん(以下、井藤):
娘の子育ての悩みでカウンセリングを学びました。
息子のときには、生まれてすぐから乳児湿疹がすごく出ていて、生後2か月から悪化し、病院でアトピー性皮膚炎だと言われました。
ステロイドをつけたら一瞬で治るんだけど、薬についての危険性や疑問について周りから聞いていたし、対処療法だけではない、根本的な問題があるんじゃないかと思って、アレルギー専門の長谷川クリニックに通い、食事療法を実践しました。

[リンク]長谷川クリニックweb分院(患者のための交流サイト)

●西川:
食べ物のアレルギーだったのですか?

●井藤:
血液検査で、小麦・大豆・卵・乳製品・ナッツといったいろんなものに反応が出ました。

●西川:
何かを食べることが出来ないという症状であれば日々の生活もとても気を使いますよね。
アナフィラキシーショックなどはなかったでしょうか?

●井藤:
ピーナツで1回ありましたね。
他はぜいぜいするとか、瞼が腫れるとか、節々が切れるとか、じんましんが出るということはありましたね。

●西川:
いわゆる食物アレルギーで聞くところのほとんどが出ていたのですね。
食事の支度などにとても苦労されたのではないでしょうか?

●井藤:
食べられないものがあるけど、逆にご飯と、肉と魚と野菜は大丈夫、ということなんです。
乳製品や卵を使った欧米食は食べないし作らないようにしました。
シンプルな献立なら大丈夫なので、前からマクロビオティックの勉強をしていたので、基本に立ち返ってその調理法で玄米を食べるようにしたり、まずは母乳をあげる私の体を整えていくようにしました。
食事を見直してから4か月ぐらい経過した生後8か月ぐらいのときに、息子の調子もだいぶ良くなってきました。

●西川:
食物アレルギーのあるお子さんを育てるお母さんが、母乳に微量に含まれるアレルゲンを減らすためにご自身も除去食を行うと聞いたことがあります。
井藤さんは、症状を一時的におさえるだけの薬ではなく、何が原因なのかとお考えでしたものね。

[参考]アトピーの発症予防 秋山こどもクリニック

●井藤:
お母さんの食と、子どもの離乳食を見直したことで症状が改善したことから、たぶんこういうことなんじゃないかと思いましたね。
娘の時の離乳食の与え方は、いわゆる保健センターの指導通り一般的な卵なども与えていましたから、息子の時は全く違う方法にしました。
長岡式酵素玄米は、消化が良いので赤ちゃんの離乳食にしても大丈夫で、おかゆっぽくしてあげたり、重ね煮というやり方で作った具沢山の味噌汁をおかず代わりにして食べさせていると、アトピーの症状がだんだん良くなってきました。

[リンク]長岡式酵素健康の会太陽の家
[リンク]重ね煮調理法

●西川:
欧米食ではないシンプルな和食中心の献立なら大丈夫とのことですが、一般的な材料や市販のできあいのものは食べられなかったでしょうから、食費にかかる経費もたいへんだったのではないでしょうかs?

●井藤:
もちろん素材にも気を使っていました。
できるだけ自然食品店でオーガニックの農薬を使っていない食材を選び、調味料はちゃんとした本醸造のものを使うようにはしていました。
でも、卵、小麦などを使わないのでそれを買わない分、少し出費は押さえられるんですよ。

●西川:
いい調味料は買う時には高いですが、使用量は毎日ちょっとずつですもんね。

●井藤:
そうそう、だからすごく高くつくわけじゃない。
わたしは、まほろばで買っていたんですが、自社農園の野菜のB級品は100円台だったり、旬のものも安く手に入ったりと、宅配業者よりもその場で選んで買えるので、仕事帰りに買いに行っていました。

[リンク]まほろば

●西川:
わたしのママ友の中でも、食に関心の高いママさんたちやヨガ講師をされている方が、まほろばユーザーでしたね。
セールの日があるから、いい調味料もその時に買えば、市販品とそんなに変わらないよと言っていましたね。
わたしの妹の子どもたちもかなり重症なアトピーなので、同じように食を見直して生活をしています。
お米も低アレルギー米の、ゆきひかりを使っていると言っていました。

●井藤:
長谷川クリニックの出入り業者さんの、千野米穀店では配達もしてくれているので、今だに使っているんです。
長谷川先生はご自身もアレルギーを持っているので、食についても親身になって対応してくれていました。
『子どもたちはカレーが好きだから』と、小麦粉などを使わないで野菜をいっぱい使って、でんぷんでとろみをつけてつくったカレーを千野米穀店等と協力して商品開発もしていましたね。
その時のカレーはまだ販売されていますよ。

[リンク]千野米穀店 みんなでごはんやさいカレー
[リンク]千野米穀店 からだに優しいお米

●西川:
小さい時は家庭で食事の管理ができますが、学校給食はどうされているんですか?

●井藤:
未だに除去食をお願いして、牛乳やパンは食べないようにさせています。
おかずについては、代わりのものを作ってもらっています。

●西川:
うちには食物アレルギーの子がいないので詳細はわからないのですが、毎年、学校から「食物アレルギー調査」のプリントを提出するように言われますよね。
食物アレルギーについての理解が進んだことと、悲しい事故もあったりしましたから、ずいぶん厳しく対応してくれているような印象があります。

●井藤:
給食の先生が、使用する材料の分量を、細かく1gから書いてありますからね。
例えば、この献立には卵が入っているから食べさせないと申請します。
卵アレルギーの子には卵抜きでつくったフライとか、牛乳アレルギーの子には、ヨーグルトではなくフルーツゼリーにするなど、できる限りの対応をしてくれています。

●西川:
1g単位からとはかなり厳密ですね。
一昔前なら、『給食が食べられない子はお弁当持参で』ということでしたものね。
もう中学生でしたら、お友達とお付き合いでおやつを食べたりなんてこともあるでしょうけど、その際はどうされているんでしょうか?

●井藤:
本人が必ず何が材料に含まれているか原材料表示を見ますよね。
もしもらったお菓子でも『これは俺は食えない』と、チェックする癖がついています。
でも、自分でこれはいけるかなと、うすかわまんじゅうを買って食べてみたりしているようです。

●西川:
それでは、厳密に除去しなくてもよくなってきているんですね。
化学物質過敏も関係があるのでしょうか?

●井藤:
そこは明確ではありませんね。
パンも、塩と水とイーストと言ったシンプルな材料で作られたものなら大丈夫になりました。
食品添加物などが入らない、なるべくシンプルな食事を目指してきたのですが、子ども同士で一緒にポテチを食べるとか、友達との楽しい時間を共有するという目的がありますから、うるさく言わないよう、ほどほどにしています。
ただ、食べ過ぎると必ずぶつぶつが出たりしますから、食べる量は本人に任せています。

子育ての悩みをきっかけに得た学び~ホメオパシー

●西川:
食事療法でだいぶ息子さんの体調も改善されていたようですが、自然療法に出会ったきっかけについてもお聞かせいただけますか?

●井藤:
息子がはしかのワクチンを打ってから急激に症状が悪化したんです。
次の日に、吐くぐらい咳き込んで喘息発作を起こして苦しむようになりました。
その日は、私は働きに出ていたんですが、夫が一緒に病院に連れて行ってくれました。
薬では一時的には治まっても数日後にはまた発作が起きる。それはワクチンのせいだったかもしれないし、そうではないかもしれない。
ダニや犬の毛などハウスダストでも反応するので、どんなにきれいに掃除をしたとしても限界があります。
多い時に週3日も発作が起きる時がありました。
横にして寝かせると気道が狭くなり、呼吸がしにくくなるので、ソファーで縦に抱っこをしたまま寝ていたということもありました。
そんなときに、夫の知り合いが自然療法で喘息が良くなったという話を聞きました。
その当時は札幌には相談窓口がなかったので、東京の先生のもとに息子を連れていきました。

●西川:
それがホメオパシーだったのですね。

[リンク]コトバンク ホメオパシー

●井藤:
わたしが訪ねたのは、日本ホメオパシー振興会でした。
病院ではないのですが、ご夫婦でカウンセリングをされていまして、わたしは子育てのいろいろと細かいことをアドバイスしてくださるということもあり奥さんのほうに相談しました。
私の中で育児ノイローゼというか、子育てでブルーになっていたメンタルの部分についても話して解消されたりしましたね。

[リンク]日本ホメオパシー振興会

●西川:
お子さんの体調面だけではなく、お母さんの相談にも乗ってくれるのですね。

●井藤:
子どもって6歳ぐらいまでお母さんと感情を共有していると言われています。
その当時、夫に対して『手伝って』と言えないとか、経済的に不安で『いつになったら稼げるようになるんだろう』という不安を抱えていた感情を誰にも言えずにいました。
そこに子どもの喘息発作の心配も重なって、いろんなことを抱えて苦しくなっていたんです。
喘息は吸うことはできるけど吐くことが出来なくなるそうです。
これって私の苦しさに似ていて、息子は吐くことが出来ない苦しい発作、わたしは言うことができないと。
感情がマッチしていました。

●西川:
お子さんの症状とお母さんの精神状態が連動していたんですね。

●井藤:
ホメオパシーのセッションをすることで、子どもだけの対応ではなく、必要に応じてレメディを処方するし、子どもとお母さんの両方を癒していきます。
それによって気づきを得ることができ、だんだん子どもの発作の回数が減って、体力がついてきて良くなってきて、今は発作が全く起こらなくなりました。

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【ひとり親事例紹介 vol.013】 井藤美恵子さん:第3回~これからのお仕事とメッセージ~」に続く…

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井藤美恵子さんプロフィール>

すでに独立している22歳の長女、中学2年生の長男の母親。離婚と事実婚の解消を経て、現在長男と二人暮らし。
北海道札幌市出身。ポテンシャル ジーニアス代表。ホメオパス。SMIジャパン公認エージェンシー(株)リバティー福岡 札幌オフィス モティベーター。
20代をカナダ、アメリカ、フランスで過ごし、帰国後、生活情報誌等で取材執筆20年のライターとしての実績を持つ。
はじめての子育てで多くの悩みを抱え、カウンセリングを学び、子育てのサポートグループを立ち上げ、2人目の子どものアトピー、食物アレルギー、喘息をきっかけにマクロビオティックや食事療法を実践し、代替医療を模索しホメオパシーに出会う。
「誰もが可能性を秘めたいのちの天才」をテーマに、出会った方の無限の可能性を引き出すモティベーターとして活動している。(引用:Amebaプロフィール モティベーター井藤美恵子

【参考リンク】

【ウタリくらぶ内関連リンク】

【ひとり親事例紹介 vol.013】 井藤美恵子さん:第1回~~離婚と事実婚の解消~~

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【ひとり親事例紹介 vol.013】 井藤美恵子さん:第3回~これからのお仕事とメッセージ~」に続く…

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投稿:   更新:2018/02/16

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