ひとり親家庭のための、ウタリくらぶ

ウタリくらぶでは、ひとり親家庭に役立つ情報をお届けします。

    【ひとり親事例紹介 vol.013】 井藤美恵子さん:第1回~離婚と事実婚の解消~

    投稿:   更新:2018/02/16

    カテゴリー:北海道 札幌市 離婚・別居 地域別情報 特集記事

    法的離婚と事実婚の解消という二度の別れを選択し、新しい人生を歩まれている井藤美恵子さんに取材をさせていただきました。どうぞご覧ください。

    ウタリくらぶでは、実際にひとり親当事者や支援者である方にもインタビューを重ね、家庭生活や子育て、働き方についての生の声をお聞かせいただき、読者の皆様により身近な情報をお伝えしています。ウタリくらぶ担当記者・西川明子です。

    今回は、北海道札幌市在住のシングルマザー、ポテンシャル ジーニアス代表・井藤美恵子(いふじみえこ)さんに、お話をお伺いしました。(この記事は3回に分けて掲載いたします。)

    第2回~子育ての悩みをきっかけに得た学び~】を読む→

    ***

    井藤美恵子さん プロフィール

    すでに独立している22歳の長女、中学2年生の長男の母親。離婚と事実婚の解消を経て、現在長男と二人暮らし。
    北海道札幌市出身。ポテンシャル ジーニアス代表。ホメオパス。
    SMIジャパン公認エージェンシー(株)リバティー福岡 札幌オフィス モティベーター。
    セラピスト尾崎里美先生主宰G-nius5認定メディスンスクールイメージトレーナー養成コース修了。
    ハーネマンアカデミー・オブ・ホメオパシー・ディプロマコース卒業、ポストグラデュエートコース修了。
    20代をカナダ、アメリカ、フランスで過ごし、帰国後、生活情報誌等で取材執筆20年のライターとしての実績を持つ。
    はじめての子育てで多くの悩みを抱え、カウンセリングを学び、子育てのサポートグループを立ち上げ、2人目の子どものアトピー、食物アレルギー、喘息をきっかけにマクロビオティックや食事療法を実践し、代替医療を模索しホメオパシーに出会う。
    「誰もが可能性を秘めたいのちの天才」をテーマに、出会った方の無限の可能性を引き出すモティベーターとして活動している。(引用:Amebaプロフィール モティベーター井藤美恵子

    取材のきっかけ

    私の運営する子育てサークルの参加者の要望で、ホメオパシーについての学習会を開催することになり、外部講師としてお招きしたことがありました。
    女性起業家として、取材記事ライターの大先輩でもあります。

    今回はフェイスブックから久しぶりにご連絡をいただき再会した時に、二度目の離婚(事実婚)をされたことを聞き、ぜひご経験をお聞かせいただきたいと取材を申し入れました。

    最初の法的離婚について

    ●ウタリくらぶ記者・西川明子(以下、西川):
    今日は元日から貴重なお時間を割いていただきありがとうございます。
    ライターとしての大先輩の井藤さんに取材をさせていただくのは駆け出しの身としては大変緊張いたしますが、どうぞよろしくお願いします。

    ●ポテンシャル ジーニアス代表・井藤美恵子さん(以下、井藤):
    私でお役に立てることがありましたら。

    ●西川:
    早速ですが、お子さんはお二人いらっしゃるとのこと。上のお子さんはもう大きいのでしたね。

    ●井藤:
    上の子は娘で22歳、独立しています。
    今は中学2年生の息子と二人暮らしです。

    ●西川:
    先日久しぶりにお話させていただいた際、最近、事実婚を解消されたと聞きました。

    ●井藤:
    娘は最初のパートナーとの子どもで4歳の時に離婚をして、3年間シングルマザーを経験しました。
    今回事実婚を解消したのは、新たなパートナーでした。

    ●西川:
    娘さんのお父さんとは法的な離婚だったのですね。
    なにかそうされるきっかけなどはあったのでしょうか?

    ●井藤:
    私自身がすごく向上心、向学心、上昇志向があったんです。
    わたしは一緒に学んで一緒に人生を作っていくということをしたかったんですが、前の夫は『その日が楽しかったらいい』というひとで、休みの日は疲れて寝ているか釣りに行くかという生活でした。
    ひどい言い方かもしれないけれど、物足りなかったんです。
    わたしの一方的な思いとの違和感が大きくなってしまって、一緒にいることが苦しくなった。
    元夫も、ちょっとずつはわかっていたかもしれないけれど、自分は何も悪いことをしていないのに、別れてくれと突きつけられてすごくショックだったと思います。

    ●西川:
    娘さんとの関係はいかがですか?

    ●井藤:
    娘と父親は仲が良くて、面倒もよく見てもらっていました。
    娘は4歳で、まだよくわからないまま別れてしまったので大きくなってから説明をしました。
    自分の許容力がなかったかなと今になっては思うし、自分の考えを変えて広い心を持てたらよかったのかもしれませんが、その当時は精一杯の決断でした。

    ●西川:
    その後は、娘さんとお父さんは、会ったりはされているんでしょうか?

    ●井藤:
    近所に住んでいましたし、娘には自由に会って構いませんので、幼い時は週一回とか、好きなだけ会えるように良い関係を保っています。今日も向こうの家に行っています。
    わたしも前の夫の悪口などは一切言わないようにしています。

    ●西川:
    娘さんにとっては、自由にお父さんと会える環境であるということはよかったですよね。

    二度目は事実婚の解消

    ●西川:
    今回は、事実婚の解消をされたのですね。

    ●井藤:
    元々パートナーは、入籍とかそういうことにこだわりがなく、自分一人が食べていけるぐらいの自営業をして生活をしているような自由人でした。
    籍を入れてしっかり家族としてやっていけるかどうかという迷いがあって、事実婚で様子を見ようかなと思っていました。
    息子についても自分の籍に入れていいだろうかと相談をしてそのまま今まで来ました。

    ●西川:
    事実婚を解消しようと思われたきっかけは何かあったのでしょうか?

    ●井藤:
    生活能力、経済的能力が非常に乏しかった部分と、私の収入への依存的な状態が長年続いていて、最初のうちはだんだん改善していくのかなと思っていたし、息子と父親との関係は良かったので父親の存在は重要なので、家族関係を続けていこうと思っていました。
    ところが、将来的にこの人をパートナーとして生活を共にしていく将来を描けなくなりストレスがすごく多くなりました。
    数年前から話し合ってはいたんですが、『こういうところが問題だと思っているんだけど、どう思っているのか』と聞いても、その場しのぎの言い訳や言葉しか返ってこない。
    私と夫婦関係を続けていくという意思があまりないんです。
    『子どものために一緒にいるんだ』という言葉が返ってきたので、息子が大きくなって話して納得ができるようになったら、関係を解消してもいいかなと思っていました。

    ●西川:
    息子さんは確か、アレルギー体質だとお伺いしていましたが?

    ●井藤:
    息子は幼い時から喘息などアレルギー体質で病気がちの子だったので、ひとりで育てていくのは大変かなと、協力もしてもらっていたので家族としてやっていく必要があったんです。
    最近は成長して体力もついたからか、発作も起きなくなり体調面での心配がなくなったので、そろそろ、よいかなと。

    ●西川:
    息子さんの体調が改善してきたのは良かったですね。
    二度目のパートナーとは、事実婚を始めた当初からの経済的状況が改善せず、井藤さんの収入で家計を担っていたんですね。

    ●井藤:
    最初は半々な感じ。向こうは最初、自宅で塾をやり始めたんですけど、直ぐに生徒がたくさん集まるわけではないので、他のパートを続けながらでした。
    いまだにパートを続けていて、生徒も増えたり減ったりと安定せず、塾だけでは食べていけない状態です。
    住んでいた一軒家は、わたしの持ち家だったんです。
    わたし自身もセミナーや相談業務をしていて自宅を使っていたんですけど、相手の仕事や生活のペースに巻き込まれていく感じで、自由に自分の家を使えなくなってきたというフラストレーションもありましたね。

    ●西川:
    前回と違うところは、お子さんたちはもう成長されて状況を理解できるところだと感じますが、反応はいかがだったでしょうか?

    ●井藤:
    日常生活の中で、夫婦の関係が冷めているのは見て取れたと思います。
    ある時、息子に『こういう話をしているんだけど、私と暮らすとなったらどう?』と聞いてみました。
    『俺は母ちゃんと暮らすのは全然かまわない。ただ転校だけはしたくない。転校しなければどこに住んでもいい』
    と言われまして、校区内で新居を探しました。

    ●西川:
    娘さんはいかがでしょうか?

    ●井藤:
    上の子はパートナーと思春期ぐらいから関係がずっと悪かったんですよね。
    ぶつかったりもめたりしていて、『早くそうして欲しかった』と言われました。

    ●西川:
    お引越しをされたということは、持ち家を処分されたということでしょうか?

    ●井藤:
    土地建物を売却してローンを返して、もともと土地は母の持ち物だったので、残金は母に戻しました。
    すっかりすっぱり処分したんです。
    娘は、これをきっかけに一人暮らしをすることになりました。

    ●西川:
    お子さんたちが、今回の事実婚の解消について理解を示してくれたのは何よりよかったですね。
    前回、今回とも井藤さんからの申し出での別れを選択されているということで、強い決断力を感じました。

    ***

    【ひとり親事例紹介 vol.013】 井藤美恵子さん:第2回~子育ての悩みをきっかけに得た学び~」に続く…

    ウタリくらぶの取材記事一覧へ

    投稿:   更新:2018/02/16

    カテゴリー:北海道 札幌市 離婚・別居 地域別情報 特集記事

    ウタリくらぶに記事掲載をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。

    その他、制度改正等に伴い掲載された内容が最新のものと異なる場合などお気づきの点がございましたら、お手数ですが同様にお問い合わせフォームよりご指摘頂けますと幸いです。

    ひとり親家庭の方々に役立つ情報発信に、皆様のご協力をお願いします。